生活スタイルに合わせてエリアを選ぶ、これが快適に住むための基本です。
一口にダウンタウンと言っても、ビジネスの中心地ダウンタウンを囲んで、東西南北に、個性も表情も住む人々の生活スタイルも大きく異なるエリアが広がっています。 住宅を選ぶ前に、まずエリアを選ぶことが大切、といわれる所以です。 もしビジネスを中心になさるなら、ダウンタウンへの交通の便が良くて、しかも閑静な住宅地、また教育環境を大切になさるのなら、知的な雰囲気が漂う大学周辺の文教地区が、それぞれ生活を提供してくれるはずです。
世界各地の人々が住むバンクーバーの家々。 建築様式、間取り、広さもさまざまです。
バンクーバーの住宅地を見て一番魅了されるのは一戸一戸の家が実に個性的でチャーミングなことです。 様式でいえば英国ビクトリア風、チューダー式、ドイツはババリア地方風、南欧風、コロニアル風、最近建ったものではアメリカ西海岸風のものまでまさに国際的。
日本の住宅と大きく異なる点は大体どの家にも外光の入る半地下のベースメントがある点です。 ここは、家全体を暖房するボイラー室やランドリールーム、家族のレクリエーションルームなどとして使われるのが普通です。 広さも色々ですが、4寝室、2バスルーム、2台の駐車スペースというのが標準的なところでしょうか。
コンドミニアムもユニット(占有スペース)は一戸建てと殆ど同じですが、大規模なコンドミニアムには共有スペースに室外、室内プール、集会室、工作室、図書室、アスレチックジムなど贅沢な設備が整っています。
気に入った「家」に出合うまで、オープンハウスを見て歩きます。 空き家ではなく、住んでいるままの状態が見られるカナダ方式はとても便利です。
カナダで不動産を購入する時は、必ずオープンハウスを見て歩きます。 オープンハウスとは、売り主が通常土曜日と日曜日の午後2時間、「住んでいるままの状態」で家を開放し、購入希望者が誰でも見学できる便利なシステムです。 オープンハウス以外の日でも、予約を入れ、不動産会社の免許を持つセールスマンと同行すれば、同じように見学することが出来ます。 観光旅行中でも、もし時間にゆとりがあれば、オープンハウスでカナダ人のナマの生活が見られ、とても有意義です。
カナダの一般的家庭は、日本と違い、家族構成の変化やご主人の社会的な地位の向上などに応じて「住み替え」をするのが普通です。 平均住み替え率は「5年に一回」といわれます。 ですから不動産市場にはいつでも豊富な物件が流通しています。
売り出し物件はBC州不動産協会発行の情報誌で、地区別に、家の外観写真、広さ、設備、特長、価格などが詳しく紹介されます。 その他にも数多くの不動産新聞、不動産情報専門のTVチャンネルもあります。
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